違和感

意外に思われるかもしれないが、私は細かい。
細かいところは細かい。
でも気にならない所もある。
それはもう完全に私の気になる、気にならいという人間の癖みたいなもんだと思うのだけれど、芝居を作っていて1秒単位なんなら0，5秒くらいの隙間風が無償に許せなくなってしまう時がある。

ああ、それはいいよ。というのもあるし、ああここ変だよな。また今度直そう。（と思って毎回スルー）だったり、気分で動いてるみたいで申し訳ないのだけど、そんな瞬間が多々ある。

しかし、それとは別にあきらかに違和感がある時間がある。あれ、これ長くない？だったり、なんでこんなことしてるんだろう？と思わせてしまうシーンが実は数か所あったりする。

たとえば、ももかさんのシーンだと二回。大和田さんのシーンだと一回ある。
これか演出助手の尾鷲さんも，知らない私だけの秘密だったりする。

そんな演出家のこっそり、違和感あるんだけど何にも言わないっていうシーン。
みんなは気づいただろうか。
それは私が美津江を演出するにあたってひそかに思っていることだったり、いろんな意味がこめられている。でも分かってもらわなくて良いのだ。

#演出雑記

#父と暮せば

#ドラマシアター

#小菅かおり

#俳優