演劇公演「父と暮せば」雑記
6月に入りました。「父と暮せば」の稽古も始まり、せわしない毎日を送っております。
今回この公演に至った経緯は、いつもと同じで勢いというか、「まあ、出来るだろう」という安易な発想から始まったのでした。
台本は一度読んだきりで、事務と公演作業に追われる毎日でとにかく何も考えていなったのだ。
ある日関東で活躍している女優の加古みなみさんが、「父と暮せば」をやるんだって?こんなxの投稿があるよ。と教えてくれた。
それは京都で活躍されている「猫会議」さんが過去に使用していた「父と暮せば」の舞台セットの譲渡先をさがしている投稿だった。
リツイートが1,5万件にもなっており、添付されたセットの写真はとても豪華な内容だった。
私はこの時すで、舞台セットの草案があり一瞬まよったのだが、原爆に関する小道具等をどうしたものか、などもあったので
何かのきっかけになったらいいなと、またしてもかる~い気持ちで連絡をしてみたわけです。
するとお返事はすぐに来て、とんとんと見学、譲渡と話が進んでいったのでした!
滋賀には二度通い、見学、相談。二度目は大型トラックで譲渡のために訪問した。
忙しい合間を縫って対応して頂き、皆さんありがとうございました。
あっという間にセットが手元に入ってしまったわけだが、頂いたセットを眺めながら
なんだか今回も、色々と嵐の真ん中に立ってしまっているなあと実感するのでした。
さて、頂いたセットですが
あまりに立派すぎて、いつも利用しているPLAT創造活動室Bでは入りきらない大きさです。
なので、頂いたセットをそのまま再現は到底無理なので利用できるものだけ
工夫して舞台セットを組んでいきたいと思います。
そして原爆資料の小道具のクオリティの高さ!これは最高にありがたいものでした!
また大きな所で公演出来るようにしたいと思います。
今新幹線の中
これから福井県大飯郡若州人形座にて開催される
「猫会議」飛鳥井かゞりさんの公演へ向かっております
とても楽しみです
それではまた!
加藤氏とセットの草案を練る

セットは滋賀県を通る東海道沿いの古い屋敷に収納されていた

頂いたセットを公園で広げてみた

みなさん、ありがとうございました。演劇人っていいね。いつまでも仲間だ!
